テューダー様式

(てゅーだーようしき)
西洋建築の様式・思潮
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Tudor style。英国の15世紀末頃から17世紀初頭までの建築様式。ばら戦争の終結とともに、後に「テューダーの平和」と呼ばれる時代が訪れると、1530年代には建物の様式がゴシック様式から変化が生じるようになる。
この様式は軍事目的の城郭が、宮殿やカントリーハウスに変化した時代の様式といえる。外観の変化として、窓が大きくなり数も増え、採光能力が向上した。「オリエル・ウィンドウ」や「ボウ・ウィンドウ」などの出窓が設けられ、また ゴシック様式 の尖塔から後に「テューダーアーチ」と呼ばれる扁平なアーチが導入された。内部の変化として、折り合わせた布を模した木製パネルの「リネンフォールド・パネル」で覆うようになる。