ロココ様式

(ろここようしき)
西洋建築の様式・思潮
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Rococo style。1730年頃から1770年頃にかけて全欧に栄えた建築様式。ロココという語は、元来「ロカイユ(貝殻装飾)」を主要モティーフとする装飾様式を指す。主として教会堂や宮殿・邸館などの軽快、優雅、繊細な内部装飾や家具調度品の装飾に対して用いられた。
他方、建築の形式や外観は、前時代のバロック建築と本質的に異なるところはない。そのためロココ建築を後期バロックの建築として扱うことが多い。代表的な建築家には、J.A.ガブリエル、D.ツィンメルマン、B.ノイマンなどが挙げられる。