golden ratio。黄金比。1:1.618033。線分ABを点Cで内分し、AC:BC=AB:ACとなるようにしたとき、ACとBCの比を黄金比という。
最も簡単な作図方法は次の通りである。①正方形abcdを描く。②辺bcの中点oを取る。③中心をoとし、d(a)を通る円を描き、辺bcの延長との交点をeとし、adの延長線とeの垂線の交点をfとする。④長方形abefを描く。➄ab:beは黄金比となる。(長方形abefは黄金比長方形)正五角形の辺と対角線の長さの比は黄金比になり、また2辺の長さが黄金比の長方形から短い方を1辺とする正方形を切り取ると、残りの長方形の2辺の長さもまた黄金比となる。その神秘さや安定感から、古くから造形美を得るためによく採用されてきた。また人体の各部の寸法的比率がこれに近似するので、建築のように人体寸法に関連の深い分野では、特に実用的な意味でも重視されてきた。モデュール的な発想がそれである。
ゴールデン・ラティオ
(ごーるでん・らてぃお)
部位・室名
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