明治期から昭和期にかけて活躍した建築家。朝鮮や旧満州及び静岡県などにおいて多くの銀行や公共建築の設計を手掛けた。静岡県浜松市生まれ。東京帝国大学建築学科卒。辰野葛西建築事務所に入所。後年独立。作品には、朝鮮銀行大連支店(現中国工商銀行中山広場支行)、点道教中央大教堂、横浜正金銀行長春支店、李王家大磯御別邸、遠州銀行本店(現静岡銀行浜松営業所)、旧浜松銀行協会(木下恵介記念館)、三十五銀行本店(現静岡銀行本店)、豊橋市公会堂、静岡市役所本館、静岡公会堂、済生会大阪府病院(現大阪府済生会中津病院、2002解体後復元)、静岡県庁本館、李王家美術館などがある。
中村輿資平
(なかむらよしへい、1880~1963)