アトリウム

(あとりうむ)
部位・室名
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atrium。古代ローマ時代の住居の中庭は、玄関奥に配置された広間で、中央上部に大きな「コンプルウィウム(天窓)」があり、その縁は4本以上の円柱で支持されていた、そして、その下に雨を受ける「インプルウィウム(水盤)」が置かれ、床には大理石が敷き詰められ、人々が集まる社交場の役割を果たしていた。この内部的外部空間である広間のことを「アトリウム」と呼んだ。
尚、20世紀後半以降の現代建築において、エントランスホールの天井や壁面にガラスを多用した、吹抜けのある開放的な空間が設けられるようになり、それを「アトリウム」呼ぶようになった。