前田健二郎

(まえだけんじろう、1892~1975)
建築家
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戦前から戦後にかけて、モダニズム建築とは一線を画した作品を残した建築家。「コンペの前健」の異名をとり、帝国議事堂・大阪市美術館・神戸市公会堂・早稲田大学大隈記念堂・京都市美術館と多くの設計コンペで一等当選を果たすがが、彼の案が改変或いは全く異なるデザインで実施されたものが多く、その意味で不遇な建築家といえる。裁判官であった父(加賀藩出身)の赴任地福島県で生まれる。東京美術学校(現東京芸術大学)図案科卒。逓信省・第一銀行勤務を経て独立。作品には、資生堂本社(現東京銀座資生堂ビル)、高島屋日本橋店(顧問/片岡安、共同設計/高橋貞太郎)、共立講堂、日興証券本社、熱海富士屋ホテルなどがある。