【趣旨】
近年台湾では、国土の近代化を支えた工場やインフラ施設を、芸術活動や観光の拠点として再生・活用する動 きが活発になっています。また以下のように、民間の資金やノウハウを活かして、施設の価値をうまく引き出 しながら、運営される物件も増えています。
・出版社がつくる財団が、アートスペースとして運営する大規模な旧国営製酒工場
・オートバイメーカーが、レールバイクを開発し、自ら運営も行う鉄道廃線跡
・官民の連携により、ビオトープや林業集落の野外博物館として再生した旧営林工場
・伝統産業を活かして、新たな生産と観光の拠点として再生した中小企業の工場
さらに、未指定の近代化遺産を、まちづくりに活かす動きも広がりを見せています。
本シンポジウムでは、官民の協働により近代化遺産の多様な活用を展開している台湾 の状況を、その最前線で 活躍する研究者や企業経営者に詳しく紹介していただきます。 そして、台湾の事情にも詳しい日本の専門家を 交えて、台湾の経験と課題について議論 することで、今後の近代化遺産活用の示唆を得たいと考えています。
なお、シンポジウムは、東京と大阪の2会場で行う予定です
【主催】
(独)国立文化財機構東京文化財研究所・全国近代遺産活用連絡協議会
【日時と場所】
【東京】2019年3月13日(水)13:00 ~ 16:50 東京文化財研究所 地下 セミナー室
【大阪】2019年3月14日(木)13:00 ~ 16:50 大阪歴史博物館 4階 講堂
【事前申込制】
2019年3月7日(木)までに、以下のいずれかの方法でお申込ください。
1.メールでの申込み:kindai01@tobunken.go.jp
2.電話での申込み:03-3823-2386(担当:鳥海)
申込み項目 ①氏名(ふりがな)、②ご所属、③参加希望日(13日・東京もしくは14日・大阪)、④懇親会へのご出欠(13日のみ、会費3,000円)
※席に余裕がある場合は当日参加も受け付けております。
詳細は下記チラシをご覧ください。