西山氏庭園は、鉄道沿線に開発された郊外住宅地に 昭和15年(1940年)に造営された枯山水を中心とした 住宅庭園です。青龍庭と名付けられたメインの庭は、 京都の「東福寺本坊庭園(国指定名勝)」や「岸和田 城庭園(八陣の庭)(国指定名勝)」などを作庭した 昭和を代表する庭園研究家・作庭家の 重森三玲(しげもりみれい)による設計で、枯滝石組、 枯流れがそれぞれ龍の頭、胴体を表しています。 一方庭園内に建つ主屋・離れ・渡廊下・洋館、周囲 の高塀及び正門についても、戦前の郊外住宅の名残を 良くとどめているとともに、庭園と調和し落ち着いた 佇まいみせています。これらは近代になって鉄道沿線 に開発された郊外住宅地に残る住宅庭園の代表的事例 として重要であることから、令和元年10月「国指定 名勝」となりました。 令和10年度中に整備事業が完了し、全面公開の 予定です。令和6年度より庭園と建物の整備に着手し、 現在離れの修復を行っています。次年度は高塀と洋館 等の修復を予定しており、段階的に整備を進めており ますが、80年以上経過した庭園および建物は予想以上 に損傷が進んでおり、その修復費用はこれまでの分と 合わせて総額5億円程度と見込んでいます。 皆様のご支援をよろしくお願いします。 募集期間:令和6年(2024年)12月20日から 令和7年(2025年)3月31日まで 目標額:500万円(達成後も募集期間中は寄附を受け付けます) お問合せ 豊中市教育委員会事務局 社会教育課文化財保護係 06-6858-2581 詳細は豊中市寄付受付サイト