円柱

(えんちゅう)

断面が円形の柱。日本建築においても古来用いられてきており、中世に間仕切りに引戸が用いられるようになってから、角柱が専ら用いられるようになった。ギリシャ・ローマの古建築で盛んに用いられた円柱に縦溝(胡麻殻決り)を彫ったものや、自然材をそのまま用いた丸太柱も含む。法隆寺の円柱は柱に胴張りとかエンタシスと呼ばれるふくらみをもつ。鎌倉時代の大仏様ではこの曲線が緩やかになり、禅宗様では上下端が急に細まる曲線となり粽柱とよばれた。