シングル様式

(しんぐるようしき)
西洋建築の様式・思潮
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shingle style。米国の東部において、南北戦争後の19世紀後
半、アカデミズム建築に対抗して、中規模住宅に独自の新機軸が打ち
出される。壁から屋根まで、すべて杉材のシングル(木製タイル・木
瓦)を使って葺きあげてしまうことが流行する。この構法による様式
を「シングルスタイル」と呼ぶ。H.H.リチャードソンのストートン邸
(1883)はそのお代表例。