ゼツェッシオン

(ぜつぇっしおん)
西洋建築の様式・思潮
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Sezession。分離派。英語系では「セセッション」と呼ぶ。19世紀末から20世紀初頭にかけて、ドイツ・オーストリアに興った芸術の革新運動で、その主な活動領域は建築と工芸。
その重要な中心地は、ミュンヘン・ベルリン・ダルムシュタット・ウィーンなどで、それぞれの地域により、結成の時期も運動の内容も幾分異なっているが、いずれにせよ、この運動は「アールヌーヴォー」ないし「ユーゲントシュティール」の影響を受けながら、これを更に20世紀的なものへと推し進めようとしたものと見られる。