トーマス・ウォートルス

(とーます・うぉーとるす Thomas James Waters 1842~1898)
建築家
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英国の土木技術師。幕末期、グラバーの紹介で薩摩藩の鹿児島紡績所などの工事に携わり、長崎に行きグラバーの元で働く。1868年貨幣司に雇用され、大倉省・工部省に在籍。デザインは、古典主義建築(ジョージアン様式)をベースとする折衷的建築。作品には、造幣寮応接室(泉布観)、旧造幣寮鋳造所正面玄関、銀座煉瓦街の建設(ホフマン窯の煉瓦工場を自ら築き、日本人を指導)などがある。