谷口吉郎

(たにぐちよしろう、1904~1979)
建築家
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日本の伝統文化の継承を踏まえ、正統的なモダニズム建築にそれを活かした、端正な作風で知られる建築家。金沢市、九谷焼窯元の家に生まれる。東京帝国大学建築学科卒。東京工業大学で長く教鞭をとる。「博物館明治村」は、彼が車中から鹿鳴館の解体を眼にしたことがきっかけと言われている。作品には、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾大学日吉寄宿舎・新萬来舎、藤村記念堂、秩父セメント第二工場、東京工業大学創立70周年記念講堂、原敬記念館、石川県美術館、東宮御所、青森県庁、名古屋大学古川図書館、帝国劇場(ロビー・客席)、出光美術館、斎藤茂吉記念館、東京国立博物館東洋館(子息谷口吉生設計/法隆寺宝物館と隣接)、東京国立近代美術館、八王子乗和泉寺霊園、迎賓館和風別館、国立飛鳥資料館、吉川英治記念館などがある。