阿部美樹志

(あべみきし、1883~1965)
建築家
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大正から昭和時代にかけて活躍した建築家・土木技術者。旧姓は菅原。日本最初の鉄筋コンクリート高架鉄道の設計者。通称「コンクリート(混凝土)博士」と呼ばれる。岩手県一関市生まれ。札幌農学校(現北海道大学)土木学科卒。逓信省鉄道作業局入局。後に渡米し、イリノイ大学で学位取得終了。1920年、小林一三と出会い鉄道院を辞し阿部事務所を開設。作品には、大阪市内の環状高架線も含めた国鉄(JR)高架橋、南海・近鉄高架線(以上鉄道院時代)、そして阪急鉄道高架橋、日比谷映画劇場、有楽座、旧阪急梅田駅、阪急ビルディング、阪急梅田ビル(阪急百貨店)、阪急西宮スタジアム、東宝劇場、神戸阪急ビル(阪急三宮駅)、更には沖電気工業本社屋、佐賀県庁舎、中央大学校舎、内外ビルディング、東京建物ビルなどがある。