隅蓋瓦

(すみぶたがわら)
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役物瓦のひとつで、切妻屋根や縋破風(すがるはふ)に掛瓦を使用した場合、軒巴瓦・隅巴瓦・掛巴瓦の尻部分の接合点を覆う瓦である。お椀または鉄兜といわれる装飾のない実用本位の瓦を基本として、その上に種々の形状の装飾が付けられている。装飾には獅子・立浪・菊・牡丹・鳩・桃・鯉・七福神等があり、民家に使用する形状と、寺院に使用する形状とに大別することができる。