幣軸

(へいじく)
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「板扉」と「枠(額縁)」の納まりには、定まった形式がある訳ではない。古式は、「唐戸面」をもった「幣軸」を用いておらず、法隆寺金堂の場合は、「辺附(へんつけ)」と呼ばれる矩形の「五平(ごひら)」の材を「円柱」に抱かせ、矩手に「方立(ほだて)」を建てている。(「幣軸」の原型のように見える)
宇治上神社本殿の場合は、「方立板」と「(まぐさ)」が戸当たりとなっている。▶唐招提寺金堂になって、「唐戸面」に近しい断面を持つ「幣軸」が登場する。実にさまざまなのである。