transept。袖廊(そでろう)。翼廊ともいう。教会堂建築において、「身廊」に直交する廊が設けられて十字形(ラテン十字)の平面を形作ったときの腕の部分。
従って、南北に走るこの廊は、南の袖廊と交差部と北の袖廊よりなる。「バシリカ」は、地形的な制約がない限り、基本的に東向きに建築される。そのため人々は堂内で東方向に進んでいくことになる。因みに、方向を決めるという「オリエンテーション」というのはここに由来していると言われている。つまり「オリエント(東方)」へ向かうという意味である。
トランセプト
(とらんせぷと)
部位・室名
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