デ・ステイル

(で・すている)
西洋建築の様式・思潮
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De Stijl。1917年、オランダのライデンでT.v.ドゥースブルグを中心として結成された造形運動で、同盟の機関誌を発行した。「ステイル」とは、オランダ語で「様式」を意味する。
運動には、P.モンドリアン、G.ヴァントンゲルロー、G.T.リートフェルト、J.J.P.アウトなど革新的な画家・彫刻家・建築家たちが次々に参加し、またG.セヴェリー二、E.M.リシツキ―、C.ブランクーシらもこのグループと接触を続けた。その造形傾向は、モンドリアンの「新造形主義」をもととして、明確な幾何学的な形態や空間を実現しようとするもので、その範囲は絵画から彫刻・建築・デザインへと広がった。この運動の唱導者ドゥースブルグは、1924年以来「要素主義」を主張して「新造形主義」を修正した。「バウハウス」への影響は勿論のこと、欧州の近代運動に与えた影響は極めて大きい。