ル・コルビュジェ

(る・こるびゅじぇ Le Corbusier 、Charles-Edouard Jeanneret-Gris 1887~1965)
建築家
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スイス生まれの仏国人。「近代建築三大巨匠」の一人。パリのA.ペレの事務所で建築構造を学び、P.ベーレンスの事務所に勤務。早くからドミノ方式の住宅を提案し、住宅の量産化への意欲を示すとともにパリ市立改造計画など都市計画に新しい見解を導入する。従弟のP.ジャンヌレと共同で事務所を開設。1921年、近代建築の五原則「ピロティ・屋上庭園・自由な平面・自由な立面・連続水平窓」を提唱する。ポワッシーのサヴォア邸、ジュネーブ国際連盟会館計画案などは、その思想の具体例。1947年のマルセイユのアパートにおいて、モデュロールの考え方を適用、1954年のロンシャンの教会では大胆な彫刻的な形態を実現し世界の現代建築の動向に大きな影響を与える。また、インドのチャンディガール新都市建設設計では壮大な構想を具体化するほか、東京の国立西洋美術館を設計した。