堀口捨己

(ほりぐちすてみ、1895~1904)
建築家
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東大同窓生と結成した 分離派建築会 の構成員の一人。モダニズム建築の設計の傍ら、数寄屋建築の中に美を見出し、伝統文化とモダニズム建築の理念との統合を図る。日本の建築と庭園の関係を「空間構成」として捉え、「庭と空間構成の伝統」(神代雄一郎共著)を出版する。岐阜県生まれ。東京帝国大学建築学科卒。作品には、小出邸(江戸東京たてもの園に移築)、八勝館御幸の間、三朝温泉旅館後楽、明治大学和泉体育館ほか一連の建築、岩波茂雄邸、旧一条恵観山荘移築(現止観亭)、常滑陶芸研究所、かん居、大原山荘、如庵移築などがある。