森田慶一

(もりたけいいち、1895~1983)
建築家
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分離派建築会 の構成員として活動を始めるが、西洋建築の歴史的研究を経て、ギリシャ・ローマの古典精神を探求し、建築論研究にも力を注いだ建築家。名著「西洋建築入門」(東海大学出版会)の著者。森田の趣旨は、硬直化したクラシシズムとは無縁であり、古典性とロマン性という二元論対比のなかで建築を総合的に把握しようとする建築理念にあった。三重県生まれ。東京帝国大学工学部建築学科卒。武田五一 の招聘で京都帝国大学樹助教授として赴任、長く教職を務める。作品には、京都帝国大学学友会館、農学部表門・門衛所、京都大学基礎物理学研究所湯川記念館などがある。