儀式に使われる「鬼面」や「鬼板・鬼瓦」が抽象化されたものであろうが、「獅子口」の名称の由来は不明とされている。江戸時代に「獅子口」を使った棟を「御所棟」と呼んだらしく、「獅子口」そのものを「御所棟鬼板」と称されていたといわれる。
「綾筋」は、桃山時代ころまでは正面にだけ付けるが、江戸時代になると両側面にも廻すようになる。また獅子髪に似た両袖の「鰭(ひれ)」も桃山時代ころから徐々に発達し、江戸時代に入り多種多様なものが登場するようになる。
獅子口
(ししぐち)
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