交野市立教育文化会館 正面
スクラッチタイルをはり巡らした外観
スクラッチタイルをはり巡らした外観
スクラッチタイルは、スクラッチ(=引っ掻き)、櫛でひっかいたような模様を刻んだもので、原料に含まれる鉄分などによる赤褐色から淡黄色の素地色を生かした無釉のタイルで、スクラッチ加工をするために湿式成形される。昭和3年から6年にかけてそのピークを迎えた。
2F和室のしつらえ
天井のレリーフ
階段のデザイン
屋上から見た塔屋部分
玄関回りのディテール
名称 交野市立教育文化会館(旧交野無尽金融株式会社本社屋)/かたのしりつきょういくぶんかかいかん(きゅうかたのむじんきんゆうかぶしきがいしゃほんしゃおく) 所在地 交野市倉治6-9-21 TEL/FAX 072-810-6667 (TEL)/072-810-6665(FAX) HP http://www.city.katano.osaka.jp/docs/2011060300083/ E-mail bunkazai@city.katano.osaka.jp 建築年代 昭和4年 / 1929 建物種別 文化施設 / 銀行 構造 鉄筋コンクリート造2階一部3階建 概要説明 交野市立教育文化会館は、門構えの 入母屋造 ・板塀・土蔵など、旧庄屋、旧豪農などの屋敷が連なる倉治地区にあり、北河内に数少ない昭和初期のレトロモダンな様式を現在に伝える近代建築である。交野無尽金融株式会社の本社屋として、昭和4(1929)年に建てられ、昭和17年近畿無尽金融株式会社(近畿銀行の前身)の新設合併に際し、交野町へ庁舎として寄贈される。現在は交野市歴史民俗資料展示室が設置され、見学できる施設となっている。正面19m奥行15m規模、鉄筋コンクリート造2階建、スクラッチタイル 貼の銀行建築で、大林組の設計施工になる。銀行建築には珍しくゴシック系のデザインを採り、営業室まわりに テューダーアーチ を配し、パラペット に中世城郭風の狭間を廻らす。
文化財種別 国登録有形文化財 イベントリンク 見学 備考 -
旧植田家住宅
旧植田家住宅は、宝永元年(1704)の大和川付替え後、旧河床上に開発された安中新田を管理した会所屋敷を継承した建物である。主屋のほか西側…
-
佃家煎茶室主屋 通称:一茶…
昭和中期の木造平屋建煎茶室。中央区大手通に所在。谷町筋から大手通りを西に入ってすぐ南面する。煎茶一茶庵・家元稽古場。十一畳半の「幽篁」及…
-
北浜長屋
市電敷設による土佐堀通の拡幅に伴って、大正元年に建てられた 二軒 長屋である。間口5間、奥行き約5間半の規模をもつ。背面は土佐堀川に面し…
もっと見る>-
大光寺太子館
真宗寺院にある聖徳太子を祀る木造2階建ての仏堂。地元の工匠の手になると考えられるが、1階を 大壁 で縦長窓の洋風意匠、2階を真壁で柱頭に…
-
心光寺本堂
市内を南北に貫通する松屋町筋東方の寺町に位置する。寛永元(1624)年3月、創建。本堂は大正12年の火災後の再建になる鉄筋コンクリート造…
-
水無瀬神宮拝殿
当拝殿は、昭和4年(1925)国費によって建て替えられた。設計者は内務省技師角南隆である。低い基壇上に建てられた 入母屋造・銅板葺 の社…
もっと見る>
このアイコンがある写真をクリックすると伝統工法の詳細が確認できます。