江戸堀コダマビルは故児玉竹次郎の本宅として建てられた昭和初期の近代建築で、平成19年国登録文化財に登録された。児玉竹次郎は、現在の靱本町に児玉竹平商店を創業し、綿布商として大成した。設計・施工した岡本工務店は、建築家W・M・ヴォーリズの作品を手がけたことで知られる工務店。外観にはミッション・スパニッシュ様式の影響を見て取ることが出来るが、細部装飾に和風のモチーフも見られる。昭和53年の全面改修後、事業用多目的ビルに再生され、現在の姿に整えられた。現在はクラシック音楽等の練習や研修・会議などに利用されている。 |