畑田家住宅
畑田家住宅全景
畑田家住宅長屋門
畑田家住宅長屋門
屋敷地の南東角に建つ長屋門で、屋根は角地に面する部分を片入母屋造とする。西半部は下男部屋で、道路側に小さな灯明窓が取り付く。内法壁を黒漆喰塗りとし趣のある風情を保つ。小規模ながら、全体的に伝統的な工法に則とった丁寧な造作になる。
畑田家住宅蔵2
畑田家住宅蔵2
南と東側に道路が走る広大な屋敷地の南面中央に位置する。東側に連なる蔵1や長屋門とともに腰に板を貼り道路側の意匠を整える。敷地にそって附属屋を並べる構えはこの地方によくみられるが,規模が大きく庄屋の屋敷にふさわしい豪壮な構えとなっている。
畑田家住宅主屋座敷
畑田家住宅納屋
畑田家住宅納屋
屋敷地の西側に建つ平屋建の納屋で、桟瓦葺の切妻屋根は両端部のみ3筋分押さえの丸瓦を葺く。外壁は軒下は真壁であるが、内法部分を塗込とし腰板を貼る。東面の開口部は、板戸4枚を1本溝引分として大きく開く。旧家の屋敷構を構成する遺構の一つである。
畑田家住宅主屋土間
畑田家住宅西築地塀
畑田家住宅西築地塀
屋敷地の西側を仕切る土塀で、南築地塀の西端付近から北に29m延びる。石敷基礎上に築き、頂部に桟瓦葺屋根をのせる。中塗仕上げの土塀で、独特の風情をつくる。屋敷地の構成要素であると共に、往時の地割を伝える。
名称 畑田家住宅/はただけじゅうたく 所在地 大阪府羽曳野市郡戸470 TEL/FAX 0729-55-4101(TEL) HP http://culture-h.jp/hatadake-katsuyo/ E-mail auauo608@wombat.zaq.ne.jp 建築年代 明治/1887頃 建物種別 住居 構造 木造2階建 概要説明 畑田家は羽曳野市の西部にある明治期の旧家の趣をよく残している庄屋屋敷である。主屋はつし2階を持つ田の字型平面に座敷がつき、土間 の梁架構は古い伝統をよく伝えている。これらに2棟の蔵、長屋門、付属屋、納屋を配した屋敷構えで、平成11年に登録された。平成20年に、主屋の南側に接続する応接室と仕切塀、東 築地塀、南築地塀、西築地塀の5件が追加登録され、合計11件になった。この追加登録は、当家の建築変遷を補強するとともに、主屋を中心とした屋敷構成を明確なものとして、屋敷地全体の歴史的景観保存に貢献している。
文化財種別 国登録有形文化財 イベントリンク 見学 備考 -
島本町立歴史文化資料館(旧…
本館は、昭和10年(1935)の「楠公六百年祭」を機に、同12年に建設が決定され、同15年6月6日に上棟式、同17年5月16日「楠公祭」…
-
渡船場の景観
古来数多くの川が流れ、水の都と呼ばれた大阪には、人々の往来のための渡船場が各所にあった。周囲を水に囲まれたこの地域では、木津川や尻無川の…
-
学校法人樟蔭学園 樟古館
樟古館(旧洗濯教室・旧試食室)は、大正7年学園開校時に建てられた木造建築の中で唯一残っている建物。半切妻屋根とハーフティンバースタイルの…
もっと見る>-
カタシモワインフード貯蔵庫
柏原市は、明治以降大阪随一のぶどうの産地であり、付加価値を高めるためにワイン醸造がなされた。カタシモワイナリーは、大正元年に創業者高井作…
-
鴻池組旧本店洋館・和館
1910(明治43)年、大阪府西成郡伝法町北(現:大阪市此花区伝法)に洋館と和館が連接する形で造られたいわゆる和洋館併置型の建物で、両館…
-
自泉会館
岸和田紡績株式会社の創設者である寺田甚与茂に贈られた慰労金をもとに、甚与茂の偉業を記念し、会社の社交場など倶楽部施設として寺田甚吉により…
もっと見る>