西山家住宅離れ座敷
西山家住宅離れ座敷
入母屋造の本体の周りに下屋庇をつけ、それに雁行した切妻造の張出し部が付いた構成になる。屋根は軒部を銅板葺とした桟瓦葺。本体部は10畳と6畳の続き座敷からなり、その周囲を廊下が取り囲み、裏側では廊下に沿って便所・物入れ・女中部屋・茶の間・台所・風呂場を配置し、東側に玄関と茶室を張出している離れ座敷からは縁廊下をとおして枯山水の庭の滝口を望むことができる。
高塀
高塀
延べ49,42メートルあり、コンクリート基礎の上にたつ真壁式のもので、高い腰壁には焼杉板を大和内に張り、一文字瓦の屋根をのせている。大正元年に主屋と同時に建築されている。室戸台風や阪神淡路大震災にも耐えて残り、その統一された構成により見事な歴史的ともいえる景観を形成していて、この地区の記憶としての役割を果たしている。
渡り廊下
渡り廊下
主屋側から庭園に沿って折れ曲がりながら爪先上りに洋館の玄関に至る外廊下。網代天井に砂壁や竹を用いた和風の軽快な建物である。一方を壁、庭側は垂れ壁と腰壁の間を開放として視点を変化させながら庭園を鑑賞させる工夫をしている。
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