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名称阿倍王子神社旧本殿・旧男山八幡神社本殿/あべおうじじんじゃきゅうほんでん・きゅうおとこやまはちまんじんじゃほんでん
所在地大阪府大阪市阿倍野区阿倍野元町9−4
TEL/FAX06-6622-2565(TEL)/06-6622-2993(FAX)
HPhttp://abeouji.tonosama.jp/
E-mailabeoujis@titan.ocn.ne.jp
建築年代明治41年(1908)・江戸時代
建物種別 宗教
構造一間社流造(阿倍王子神社旧本殿)・一間社隈木入春日造(旧男山八幡神社本殿)
概要説明

阿倍王子神社旧本殿は境内南辺の切石積み基壇上に建つ流造りで、縋破風の庇に軒唐破風を付す。側面中柱が棟木まで延びあがるなど簡素ながら特異なつくりの社殿である。社蔵の『摂州東成郡阿倍権現縁記』によれば、仁徳天皇のご創建で、中世に流行した熊野詣の王子社として栄え、阿倍野の氏神として現在に至る。天和2年(1682)建立とされ、明治41年(1908)に移築・改修された。旧男山八幡神社本殿は拝殿東側の覆い屋内に建つ入母屋造り檜皮葺きで、向拝に軒唐破風を付す。全体を赤色塗りとして要所に極彩色を施すなど小社ながら華麗な意匠の社殿である。元禄元年(1688)船場安土町に勧請され、神社合祀令により明治40年阿倍野に合祀された。船場は空襲で焼かれたため、江戸時代の船場の神社本殿の姿を伝える唯一の遺構となった。

文化財種別 国登録有形文化財
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備考