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名称自泉会館/じせんかいかん
所在地大阪府岸和田市岸城町5-10
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建築年代1932
建物種別 文化施設 / 倶楽部施設
構造鉄筋コンクリート造2階建
概要説明

岸和田紡績株式会社の創設者である寺田甚与茂に贈られた慰労金をもとに、甚与茂の偉業を記念し、会社の社交場など倶楽部施設として寺田甚吉により昭和7年(1932年)に自泉会館は建てられた。設計は、建築家渡辺節であり、施工は大林組である。その後岸和田市長となった甚吉が退職後、岸和田市に寄贈し、岸和田市の貴重な近代建築施設となった。寄贈後は、主に集会所、貴賓室として利用されていた。戦後は、市議会議場として利用された後、現在は岸和田市の文化活動の場として一般開放されている。渡辺節の作品の中では、比較的小規模なものとして注目に値する。装飾の少ないシンプルな外観であるが,列柱を配した玄関部などに様式建築のモチーフがみられる近世スパニッシュ風の建築物である。戦時中の金属類回収令により、シャンデリアや階段の手すりなど装飾金属類を失ったものの、ほぼ竣工時の意匠を保持して現在に至る。

文化財種別 国登録有形文化財
イベントリンク
見学見学可能
備考