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名称西山氏庭園 西山家住宅/にしやましていえん にしやまけじゅうたく
所在地豊中市岡町南2-14-55
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HP
E-mail
建築年代庭園: 昭和15年(1940年)4月から6月  主屋:大正元年(1912)
建物種別 住居
構造木造
概要説明

西山家住宅は阪急宝塚線岡町駅の西400mにあり、岡町住宅のほぼ中央に位置している。大阪南堀江の金物商で支店長を務めた西山丑之助が大正元年(1912)に岡町住宅経営株式会社から家屋(現主屋)付きで購入したものに加え、翌2年に南隣の土地を箕面有馬電気軌道株式会社から購入して合せたものが現在の敷地である。 岡町住宅は明治45年の開発で、宝塚沿線に開発された住宅地の中では明治43年の室町住宅地(池田市)に次ぐ古さを持っている。 主屋は二階建てで地元の森田工務店の施工による建売である。 ほどなく南側の土地に洋館を建て、昭和4年(1929)には地元の河崎組の施工で離れ座敷を建てている。その後昭和14年から同16年にかけて三越大阪支店住宅建築部(技師岡田孝男)による洋館の改造、離れ座敷の茶室の改造と待合の新築そして京都の造園業者川崎潤一郎と重森三玲による枯山水の造園があり、敷地の南半分には高塀で囲まれたなかに和洋を混じた近代的な数寄屋と庭が総合された空間を出現させた。滝石組を龍頭、枯流れを龍の胴体、白砂による盛砂を玉に抽象した庭の意匠は「青龍庭」の名にふさわしく、その名称の由来も、作庭の年が辰年であったことに因んだとされている。令和元年(2019年)には国の名勝に指定、豊中市が庭園と建造物を一体で管理し、活用していくための環境を整えていくこととなった。

文化財種別 国登録有形文化財 / 国指定名勝
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見学特別公開
備考写真提供:豊中市教育委員会